ヴィッセン出版の既刊本をご紹介致します。
内容紹介
そもそも研究者の推論はどこから生まれるのか。いかなる研究者であっても、本人が経験したことのないものを起点に発想することは難しい。いかに学び、多くの専門知識を得たとしても、素朴な疑問は彼の生きてきた時間のなかでの体験を基礎として生まれるものだろう。言い換えれば、知らないことは発想の原点にはなりえない。そのことを著者原田氏は「長い自己紹介」とする章のなかで、語っている。研究者を育てた時間、生活、人との出会い、関係。もちろん、両親の生き方が、研究者の思考を形作ってきたのである。
そうした前提で、地質学者原田氏はこう語る。人間はつながりのなかで生きていると。そしてそのつながりなくして、生きることはできないとも。
ひとつには地球とのつながり。生物とのつながり。未来とのつながり。地球の歴史のなかで生まれたすべてのモノは、他者とのつながりのなかでしか生きられない。そして人間の存在は、つながりのなかで意義をもっている。現在から未来へと自分の生きた意義を残し、人類の生きた意義を残すこともまた、人間が生きるために必要なつながりの一つであること。
つながりを切り口にして、人間はいまをいかに生きるのかということを、文化地質学的視点で、おもしろいエピソードを交えて語った1冊。
単行本
一般
これは多くの人たちが日常的に使っている「いいてんき」ということばが伝える風景を虫やカエルの暮らしぶりのなかで見つめたお話です。
「いいてんき」が意味する風景は、使う人によっても、使う場合によっても、そしてそのことばに込めた願いによっても異なります。
ある人にとっては「雲ひとつない晴天」を意味し、あるときには「暑さが和らぐ程度の曇り空」を意味し、またときには「田畑を潤す雨ふり」を願うことばになります。
価値観は人それぞれですし、自分の価値観と違うものは気がつきにくいものです。
この本では、異なる価値観を虫やカエルたちの暮らしぶりに重ねて感じてもらえる一冊です。
科学絵本
小学3年生〜大人
監修 今坂正一
編集 岩﨑郁雄
九州で初の県別目録
14 人のプロ・アマの昆虫類研究者が執筆。 トンボ類、バッタ類、甲虫類、蛾類、チョウ類などにおいては、 ほぼ全種を掲載。
宮崎県で確認されている昆虫類 7,200 を超える種を網羅して います。
種ごとに、産地、解説を掲載しています。
正誤表はこちら
いままで同一種の亜種と考えられていたウラギンヒョウモンに3種の別があったことを研究調査によって明らかにした過程と同定法を示した調査研究書を中心に、調査に出かけたときの紀行文、同定法の解説、成虫、幼虫の図解など、日本のウラギンヒョウモンにかんする詳細書籍。
165頭の成虫図版を掲載。詳細に解説しています。
上製本
一般
ボタニカルアートの絵で鳥たちの暮らしを紹介しています。
主人公はヒヨドリ、都会でも見かける身近な鳥です。
ヒヨドリは公園の木のみや庭に植えられているブルーベリーなどの木のみを食べにやってきます。
そんな公園や庭では、人が植えた覚えのない木の芽が芽吹いていることがあります。
これは鳥たちのしわざ。
こうした関係で鳥たちは暮らしを成り立たせ、植物たちは仲間を増やしています。
約束事ではないけれど、自然となりたった共生関係。
そんな身近な自然の営みを、ボタニカルアートの美しい絵とわかりやすいお話で綴った一冊です。
絵本 上製本
一般
カリキュラム・デザインのヒントと実践
教育実践書
一般
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